みぃちゃん観察日記
商業PBWTW2シルバーレインのキャラクター鈴木・ミー(b29516)とTW3エンドブレイカー!のキャラクターミコト・ホムラ(b30083)の観察日記……と言う設定のキャラブログです。時々仮プレ置き場になったり、背後権限でバトン返答したり。
エイプリルフール的な何か・2
もう12日だが、大丈夫問題ない。
青年の話によると、ここは私の生きた時代から600年以上先の未来らしい。
この時代には能力者がほとんどおらず、ほとんどが妖の実在すら知らない人間ばかりなのだという。
私にそれを説明した青年は、この時代に残る数少ない能力者――それも、父と同じ炎使いだった。
彼は行き場のない私に独り暮らしの部屋にいればいいと言ってくれた。
だが、命を賭けて私を守ってくれた父と母もいないこの時代で私はどのように生きればいいのかわからなかった。
600年も過ぎた時代では両親を探すことはもとより、死んだ両親を弔うことすらできない。
父さま、母さま、私はどうしてこんな未来まで生き延びてしまったのでしょうか…?
青年の世話になるようになって数ヵ月後。私は青年と共に彼の用意した夕食を食べながら『てれび』を見ていた。それがここ数ヵ月の日常だった。
だが、私は『てれび』に映ったものを見て凍りついた。そこには、この時代で決して見られはしないはずのものが映っていたからだ。
「……なんだ?もしかしてこんなのが好みなのかよ」
青年の問いに私は全力で首を横に振る。
こんなチャラチャラした男が好みであるわけがない。
こんな頭の悪そうな浮かれポンチが好みであるわけがない。
………そんなところは微塵も似てはいない。
だが、その容姿はまさしく―――
「とうさま…」
恐ろしいくらい、父にそっくりであった。
この時代には能力者がほとんどおらず、ほとんどが妖の実在すら知らない人間ばかりなのだという。
私にそれを説明した青年は、この時代に残る数少ない能力者――それも、父と同じ炎使いだった。
彼は行き場のない私に独り暮らしの部屋にいればいいと言ってくれた。
だが、命を賭けて私を守ってくれた父と母もいないこの時代で私はどのように生きればいいのかわからなかった。
600年も過ぎた時代では両親を探すことはもとより、死んだ両親を弔うことすらできない。
父さま、母さま、私はどうしてこんな未来まで生き延びてしまったのでしょうか…?
青年の世話になるようになって数ヵ月後。私は青年と共に彼の用意した夕食を食べながら『てれび』を見ていた。それがここ数ヵ月の日常だった。
だが、私は『てれび』に映ったものを見て凍りついた。そこには、この時代で決して見られはしないはずのものが映っていたからだ。
「……なんだ?もしかしてこんなのが好みなのかよ」
青年の問いに私は全力で首を横に振る。
こんなチャラチャラした男が好みであるわけがない。
こんな頭の悪そうな浮かれポンチが好みであるわけがない。
………そんなところは微塵も似てはいない。
だが、その容姿はまさしく―――
「とうさま…」
恐ろしいくらい、父にそっくりであった。
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